お金に関する知識

「収入」と「所得」違いは何?サラリーマン的思考を外せばすぐわかる!

こんにちは。
ブロガーのてりん(@terinn2019)と申します。

このブログでは
「いかにお金を賢く使うか?」がメインテーマですが、たまには「入ってくるお金(給料)」のお話もしてみます。

 

今日のテーマは
「収入」と「所得」どう違うの??

 

この疑問を持つ方の多くは
「サラリーマン・アルバイト・パート」の方ではないでしょうか?

なぜなら
「会社勤めの人ほど、収入と所得の違いが分かりにくい」からです。

 

ですので、一度「サラリーマン的発想」を捨てて考える必要があるのです。
ではさっそく、解説していきましょう。

 

以下、この記事で言う「サラリーマン」とは
「サラリーマン・アルバイト・パートなど、会社などから雇われて働き、給料をもらっている人の総称」だと思ってくださいね!♪
(「従業員」とか書くのは堅苦しいと思ったので)

 

実はシンプル!「収入」と「所得」の違いとは?

「収入」と「所得」サラリーマンだから分かりにくい??

最初に、一番のポイントをお伝えしておきます。
それは

「収入と所得の違いは、サラリーマンだから分かりにくいだけ」

ということ。

 

「じゃあ、自営業ならみんな知ってるのか?」

知らないというツワモノもいるかもしれませんが、ほぼ全員知っているはずです。
なぜなら「自営業の方が収入と所得の仕組みが分かりやすいから」です。

 

つまり
「いったん自営業の例に置き換えて考えれば、すぐわかる」
というのが、一番のポイントです!

では、さっそく見ていきましょうね。

 

「収入」と「所得」は自営業に置き換えて考えろ

さっそく
自営業の具体例で、収入と所得の違いを理解していきましょう。

 

具体例

自営業でメロンパンの専門店を営んでいるAさんは、1個200円のメロンパンを1日で200個販売しました。
メロンパンを作るのに必要な材料費は、1個あたり60円です(人件費など、材料費以外の費用は、ここでは考えない)

Q1.Aさんの1日の売り上げはいくらだったでしょうか?
Q2.Aさんの1日の利益(儲け)はいくらだったでしょうか?

 

売り上げは「お客さんからいくらお金をもらったか?」ということなので
200円×200個=40000円
答えは40000円でした!
シンプル、シンプル。

 

では、Aさんが手にした利益は、40000円でしょうか?

そんなことはないですね。
1個あたり60円の材料費がかかっていますから、これを差し引かないと、Aさんの利益は計算できません。
材料費は、60円×200個=12000円。

よって、Aさんの1日の利益は
40000円-12000円=28000円
です。

材料費など、売り上げのためにかかった出費をまとめて「必要経費」と呼びます。

 

実際には、従業員の人件費や家賃など、いろんな必要経費を差し引いて利益が計算されます。
メロンパンの材料費が60円というのは、テキトーに考えた数字なのであしからず・・・。

 

自営業の世界では

売り上げ=収入
利益=所得

となります。

事業所得(自営業で得た利益)の計算式

総収入金額-必要経費=事業所得の金額

 

実は、サラリーマンの「給与所得」もまったく同じです。

サラリーマン・アルバイトなどの給与所得の計算式

収入金額(源泉徴収される前の金額) – 給与所得控除額 = 給与所得の金額

 

「え?なんか、パッと見、全然ちがうじゃん!」

 

いえいえ、見た目が違うだけで、実はおんなじなんですよ。

 サラリーマンの「経費」って一体何?

まったく同じ・・・ではあるのですが
サラリーマンの場合「経費」の考え方がちょっと特殊なんです。

 

サラリーマンだって
営業用のスーツや、仕事で必要な資格の書籍代、手帳・ペンやノート代などは基本的に自分でお金を出して買いますよね?(会社から支給されるものもあるでしょうが)

これらも、いわば仕事をするための「必要経費」なのです。

 

自営業の場合、必要経費は

「お店の家賃が毎月○○円で、材料費が○○円、得意先の接待費が○○円、年間でかかりましたよ」

というようなことを、税務署に申告します。
これを「確定申告」といいます。
税務署で認められた分が、必要経費になるわけですね。

 

いっぽう、サラリーマンも同じように申告・・・したいところなんですが

自営業者の数よりも、サラリーマンの数の方が圧倒的に多い。
サラリーマン1人1人に「去年の経費はどれくらいでしたか?」なんて確認してたら、たぶんコンビニの数くらいたくさんの税務署が必要になるんじゃないでしょうか?

それはおおげさだとしても
税務署の人手が、圧倒的に足りなくなってしまいます。

 

なので、サラリーマンの場合は

「必要経費はどこの会社でも同じで、給料の金額ごとに一定の経費がかかったとみなして計算してね。その計算は会社でやって、まとめて税務署に提出してね」

ということになったのです。

 

サラリーマンの経費は「給与所得控除」と呼ばれ、あらかじめ収入ごとに決まっている計算式で算出されます。

「収入」とは?

「収入」は、毎月の給料のうち、社会保険料や税金などが引かれる前の金額を言います。「額面金額」という呼び方もしますね。

逆に、いろいろと引かれた後の、毎月口座に振り込まれる金額を「手取り額」といいます。

 

ちなみに
給与所得控除などの計算を会社がして、まとめて税務署に手続きをすることを「年末調整」と呼びます。

なので、住宅ローン控除など特別な申請がない限り、サラリーマンは春の確定申告をしなくても、冬の年末調整だけで済むわけですね!

 

ココが違う!「経費」の考え方

・サラリーマン・・・収入の金額(額面金額)で自動的に計算される(収入金額が同じならみんな同じ)

・自営業・・・実際にかかった必要経費がそのまま経費となる(一人ひとり経費金額は異なる)

 

自営業の場合、売り上げが同じ1000万でも、経費はその人ごとに金額は違ってきます。
いっぽうサラリーマンは、あらかじめ決まっている計算式で自動的に経費が計算されます。
たとえば額面300万円の人なら、A社に勤めてる人もB社の人も、みんな経費は108万円になりますよ♪

年収300万円の人の給与所得控除の計算方法

国税庁のサイトを見ると
「収入180万円以上360万円以下」の人は
「収入金額×30%+180,000円」
と記載されています。よって、年収300万円の人の給与所得控除額は

300万円×30%+180000円=900000円+180000円=1080000円

108万円となります。
年間で108万円、経費がかかっているとみなすわけですね。

具体的な給与所得控除額の計算は、国税庁のサイトでご確認ください。
No.1410 給与所得控除(国税庁ホームページ)

 

実はサラリーマンはかなり恵まれている!

所得税や住民税などの税金は、年間の所得を元に計算されます。

さきほどの計算でもわかったように、年収300万円の人であれば、108万円の経費がかかったことになりますが・・・。(つまり所得は192万円ということになる)

 

年収300万(ということは、手取り額はもっと少ない)の人が、仕事のために年間108万円も使うと思いますか?!
電車の定期代は大きな負担ですが、それだってたいていは会社から全額支給されますもんね?

 

つまり
「サラリーマンは、かなりの額の経費を使っているとみなされている=税金的にかなり優遇されている!」
ということなんですよ!
実際にはそこまで経費使ってない場合がほとんどなのに!!

 

それでもたっぷり天引きされている感があるのは、社会保険料(国保や年金など)が年々上がっているなど税金以外の要素もあるので、一概に恵まれているとは言いにくいかもしれませんが・・・。

 

まとめ

「収入」と「所得」の違い

収入・・・天引き前の金額(いわゆる額面)

所得・・・収入-必要経費(自営業と同じ考え方)

ただし、サラリーマンの必要経費は「給与所得控除」と呼ばれ、収入金額によって計算式で算出される

 

収入と所得の違いが分かるだけで、税金に関するハードル(苦手意識)がぐっと下がります!
ぜひ、覚えておいてくださいね♪